ボートレースは投資?投機?それともギャンブル?

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雑記
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ボートレースの予想記事や予想販売会社の謳い文句に『投資』の2文字が踊りまくっています。

批判をするわけではありませんが、この言葉を見ると私の頭の中はクエスチョンマークの嵐で違和感しか覚えません。公営4競技の中でも比較的堅いレースの多いボートレースは、その様に思わせるにはもってこいなのかもしれません。

私も予想を売っているので、勘違いされたまま利用されるとお客様も私も不幸になると思いますので、今回はこちらを検証してみたいと思います。

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投資とは?

投資とは、長期間の保有に耐える換金性の高い物に資本を投じる事です。

分かりづらいですよね。。。もっと簡単に説明すると。

投資とは、証券や債権、不動産等の様な、所有者がその気になれば売れる上に、長期間に亘って保有し、その利息や利益を受け取れる資産を購入する事です。

証券では、短期売買でキャピタルゲイン(差益)を狙って取引する事もありますが、これは、投機的な売買と呼ばれ投資とは分けて考えられています。

投じた資産とは別に仲介者に手数料が必要になります。

投機とは?

短期で売買を行い、キャピタルゲイン(差益)を狙う取引の事を言います。読んで字の如く機会を狙って勝負をかける取引になります。

FXや商品先物取引(コモディティ)、証券の指数取引などが投機と言われます。
換金性は高いですが、変動が激しく長期保有には耐えません。

この事からハイリスク、ハイリターンの取引の事を投機的と表現します。

ただ、これらの取引には実需筋(FXの場合は外貨を持っている人や欲しい人、商品先物では商品を持っている人や清算している人など)のヘッジ取引と言う側面もあります。

なにも持たない人が行えば投機になりますが、実際に数億ドルの資産を持っている人であれば、ドルの価値が下がれば資産が減ることになります。
例えば5億ドル資産を持っている人の場合
1ドル100円の場合は500億円 
1ドル90円の場合は450億円
為替相場が10円下がると50億円もの資産が減ることになります。

このリスクを回避するために、全資産の25%程度の証拠金(手付金)で取引できるFX取引を使ってヘッジ(保険)をかける取引をします。
例えば5億ドルの資産を持っている人の場合
1ドル100円の場合は500億円 この時に125億円を使って5億ドルを市場で売ります。
1ドル90円の場合は450億円  1ドル100円で5億ドル売っていますので、50億円の利益が出ます。
為替相場が10円下がっても資産は減っていないことになります。

この様に一見ハイリスクに見える取引でも利用する人の立場で、そうでない事もあります。

これが投機取引といわれる取引です。

投資同様で、売買する場合には投じた資産とは別に手数料が必要になります。FXの場合は『手数料無料』と謳っていますが、FX会社から提示される相場の値段に手数料分が含まれています。

ギャンブルとは?

投資、投機とは全く異質のものです。
ギャンブルの場合は、胴元に投じた資金の全額が渡り、胴元の利益を差し引かれた残額を的中者へ均等に払い戻される仕組みです。

公営4競技や宝くじ、パチンコ・パチスロなどがこれに当ります。

胴元の利益率は・・・

  1. 公営4競技・・・・総売り上げの25%前後
  2. パチンコ・パチスロ・・・総売り上げの15~20%
  3. サッカーくじ・・・総売り上げの51%前後
  4. 宝くじ・・・総売り上げの55%前後

宝くじは売上の半分強を、発行元の地方自治体予算や宝くじの製作・販売・広告経費として差し引かれます。億万長者量産中!などと言っていますが、ギャンブルとして一番悪どいかもしれません。これを調べてから宝くじの購入は差し控えました。

購入する時に手数料は取られません。

ボートレースは投資になりえるか?

どれだけ的中率や回収率を上げてもボートレースの舟券購入は投資にはなりません。
ここで儲けが出ても、ギャンブルに勝ってお金を増やしたと言う事で、投資や投機のような経済行為によって得られる利益とは異なります。

ここでもう一つ考えて頂きたいのは、対象になっている物についてです。

証券は総発行株数があり、不動産は無限にあるわけではなく、債権には発行口数が有ります。欲しくても限られた人しか持てないので、欲しい人が増えれば値上がりします。

ボートレースはどうでしょう?欲しい人が増えれば投票が偏り、オッズは下がり価値は下がります。投資と逆ですよね。これをどうやったら投資と呼べるのでしょうか。

ボートレースは投機になりえるのか?

仕組みの違いは有りますが、相当のスキルがあれば投機レベルまでは高められると私は考えています。ただ、投機と言う言葉を使って表現できるかと言うと、答えはNoです。正確に言うと、結果的に投機と類似になったという事になります。

投機は機会に資産を投じる事です。

リスク管理をしっかりやれば簡単に1回の取引で全額無くす事がない事も特徴です。ですので、自分の必勝パターンを作り、それを愚直に繰り返す事でボートレースの回収率は確実に向上し投機レベルには達します。

ただ・・・面白みは無いですよ。娯楽ではなく仕事になりますから。依存症にならないように頑強な自制心も必要になります。

なぜ投資と言う言葉が出てきたのか?

元会社員の男性が馬券を購入して3年間で得た約30億円の払い戻しを申告しなかった事で国税局から5億7千万円強の 追徴課税を請求されて裁判になった事件がありました。

この裁判は、払い戻しをどの様な所得とみなすかが争点でした。

元会社員は、競馬をギャンブルではなく投資として利用していたので、ハズレ馬券の全てが経費として求められる『一時所得』としていました。

国税は、競馬をギャンブルとして的中馬券した目の購入分しか経費計上出来ない『雑所得』としていました。

紙面の都合上詳細は別の記事に譲りますが、最高裁判所まで争われて、元会社員の言い分が認められて所得は『雑所得』となりました。
その理由は、この元会社員は競走馬の名前も知らず1レース当たりの馬券購入金額数千万円単位で、時には1億円を越える事もあり、一般の競馬をギャンブルとして楽しんでいる場合と状況が大きく違っていました。

この判例を踏まえて、国税庁は公営競技での払い戻し金については、条件を定めて全てに適合すれば『雑所得』にする様に各部署に通達た様です。

予想業者は、この『ハズレ馬券が経費計上出来る』と言う点で投資という表現を使っているのかもしれません。しかし、予想を購入して、何も考えず教えられた目に投票してもハズレ馬券は経費として認められません。

仮に国税の出している条件に全て該当する様に投票を行っても投機で有って、投資と言う表現には決して当てはまらないんです。

まとめ

今回は少々批判めいた記事になりましたが、勘違いして頂きたくなかった事でしたので、書いてみました。

基本的にボートレースはギャンブルです。
これは社会通念上の常識です。
予想屋さんが使う『投資』と言う言葉を信用して舟券を購入して利益が出なくても、裁判所で勝訴は難しいでしょう。
※但し、『絶対に勝てる』や『必勝法』等の断定的な表現を用いた場合は、詐欺罪の適用が可能となる場合もあります。

相当計算がお上手で統計学も使いこなし、自制心のある方がやれば投機レベルに出来る可能性はあると言うだけです。それでも絶対と言うことはありません。

それは、ボートレースと株式や為替、不動産を比べると不確定要素が比較にならないほどボートレースの方が多いからです。

ボートレースの転覆や落水の場合、当該レーサーが絡む舟券は紙になります。しかも一瞬で。
実力差が有っても、他の5艇がマークしてしまえば、常に実力どおりの走りが出来ない場合もあり、その様な場合には、着順を大きく落とす事もあります。

この様に本質が違いすぎるので、需要と供給の関係で値段が上下する物と同列に論じつ事自体がナンセンスなのです。

重箱の隅をつつく様ですが、物を知らない人々が使う悪意ある言葉に騙されてないで下さい

【ボートレースは投資?投機?それともギャンブル?のまとめ】

  1. 投資とは、長期間保有できる換金性の高いものに資本を投じる取引。
  2. 投機とは、機会に資本を投じる事でリスクが高い取引。
  3. ギャンブルは、胴元が仕切っている娯楽であり投資や投機とは異質のもの。
  4. ボートレースはギャンブルですが、やり方によっては投機と類似になる可能性がある。
  5. 予想業者が使う投資とは宣伝文句であり、投資ではありません。

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