理解すると予想に役立つ?!レーサーってどんな人?

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ボートレースの予想では、まずレーサーを知れと言われます。
では、そのレーサーとはどんな人たちなんでしょう。

今回は、レーサーになる為にはどうするのかを説明して行きます。

これを理解するとレース予想におおいに役にたちますし、レース実況などで『選考期間中でA2のボーダー上にいますから勝負駆けですね。』などの意味が分かるようになります。

では、まず概要から説明して行きます。

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概要

レーサー数       1,616人(その内224人が女性)
最年長        71歳
最年少        17歳
レーサーのランク   A1、A2、B1、B2
※2019年10月現在

ボートレーサーと言う職業は、誰でも希望したらなれるわけではありません。
公営競技の出場者は全て国家資格取得者になります。
しっかりとしたの教養を身につけ、厳しい訓練の末、資格試験に合格しなければなれません。

レーサーになるまで

養成所に入所する事から時まります。
その流れは・・・

  1. 養成所の入所試験を受験
  2. 合格後、入所日までに小型船舶操縦免許を取得
  3. 養成所入所。1年間、厳重な規律の元、厳しい訓練を積む
  4. 競艇選手資格試験を受験
  5. 合格後、養成所を卒業し、各支部に配属。
  6. プロデビュー

文字にすると簡単そうに見えますが、決してそんなことありません。
運動能力やセンスだけではなく、努力と忍耐力も必要です。
今では、死語に近いですが、気合と根性も必要です。
それぞれの詳細を見ていきましょう。

養成所入試

福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所へ入所する為の、試験を受験するところから始まります。この試験の受験資格は・・・

  1. 中学校卒業程度の学力を有する者
  2. 第1次試験受験時で満15歳以上30歳未満
  3. 身長175.0cm以下
  4. 体重(男子)47.0kg以上57.0kg以下(女子)42.0kg以上50.0kg以下の者
  5. 両眼とも裸眼視力0.8以上(コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体眼内レンズ」手術は不可)で、強度の色弱でない者
  6. 養成訓練に支障がない健康状態である事。

前記1~5全てに該当した上で・・・

  1. 禁錮以上の刑に処せられた者
  2. モーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者
  3. 選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者
  4. 反社会的勢力との関係が疑われる等モーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者、

のいずれにも該当しない事となります。

男女いずれにせよポッチャリした体型では、試験すら受ける事が出来ません。
反社会的勢力の資金源にならない様に、規定が非常に厳格です。

試験は、5月と11月の年2回行われます。
応募者は、毎回1000名越えます。
平均年収1600万で選手生命も長いとなれば、人気が出るの頷けます。

仮に20歳でレーサーになって30年続けた場合、単純計算で獲得賞金は
4憶8千万になります。金額だけ見ると魅力的ですよね。
サラリーマンの生涯賃金が2億5千万と言われいますので2倍近い金額になります。

この高倍率の試験を通過するのは、例年35名前後になります。
旧3大難関試験の合格率比較すると
旧司法試験 3%前後
旧公認会計士試験 9%前後
入所試験 4%前後
※司法試験と公認会計士試験については、現在の試験制度ではなく
合格率が低い旧制度の合格率になります。

旧司法試験と同等の合格率ですから、非常に難関な試験になります。
この超狭き門をくぐれた者だけが、養成所への入所が許されます。

養成所での生活

難関試験を突破し入学した後は、全員卒業できるなんて甘い世界ではありません。

随分以前に、あるドキュメンタリー番組で養成所の様子を放送していました。
その時には、男性は坊主、女性は短髪になり礼儀と節度を厳しく教え込まれていました。
旧帝国海軍の映画を見ている様に感じたのを覚えています。

徹底的に管理された環境の中で6:00に起床し、22;00時に就寝するまで厳しい訓練を1年間続けます。

しかも、その期間中に行なわれる試験で基準に満たないと強制退学になります。
この養成期間に、脱落していく者も多くいます。
直近のデータを見てみると・・・
119期 36名入学 27名卒業
120期 35名入学 27名卒業
121期 34名入学 25名卒業

毎年9名前後の退学者が出ています。
狭い門をくぐって入所した選ばれし者の中で更に選ばれた者がレーサーとしてデビューする事を許されます。

どうしてこんなに厳しくするのでしょうか?
理由は2つ有ると考えています。
1、公営競技の公平性の維持
反論を覚悟の上で話をしますが、人が行う競技になるボートレースは、やろう思え
ば八百長が可能です。
この事から何より競走の公正さを求められるます。
これはレースの結果を左右するレーサーであれば尚の事です。
腕が良いだけでは無く、人格の形成も一緒に行わなければ達成できない事になりま  す。
この事から、厳しく選考し、厳しい訓練で人格を育てているのだと思います。

2、レーサーの安全確保
ボートレースは、安定しない水の上を高速のモーターボートで着順を競う競技にな  りますので
時には悲惨な事故も発生します。
長いボートレースの歴史の中には、この事故で命を落としたレーサーもいます。
その都度、対策を講じでいますが、それだけでは限界が有ります。

この事から一定の技量が無い選手をデビューさせるにはいかないので、厳格な教育がおこなわれるのでしょう。

養成所卒業後

養成所卒業後は、日本モーターボート競走会日本モーターボート選手会2つの団体に所属する事になります。

日本モーターボート競走会は、ルールの作成・変更や審判・検査などの事務、レーサーの登録や開催への斡旋、ボートやモーターの規格策定等の運営面を担う団体になります。

全レーサーが登録している団体でもあり、登録と同時に登録番号をもらいます。
又、レースに出場する為には、競走会から斡旋を受ける必要が有ります。

日本モ-ターボート選手会は、レーサーの福利厚生や社会貢献事業を行っている団体です。
職業の性質上、レーサーは生命保険への加入が出来ない場合が多く、その補てんをする為に共済を運営したり、レーサーに対し訓練や講習も開いています。
又、災害の被災地への義援金や児童養護施設への慰問等の慈善活動も行っています。

斡旋(あっせん)

レーサーは競走会からの斡旋をうけて各レース場の開催へ参加する事が出来ます。
レーサーは、この斡旋を正当な事由なく断る事は出来ません。
以前は、レーサーに拒否権が有った様ですが、特定のレース場へ出場しないレーサーが
いた為、競走会と選手会の話し合いで拒否できない様になったようです。

斡旋を受けてレースに参加し、成績を残してレーサーランクを上げる。
これが、養成所卒業後にレーサーが目指す事です。

レーサーランク

では、レーサーランクはどのようにして上がるのでしょうか。

養成所の成績が良いからといって、飛び級の制度はありません。
全員B2級のランクからスタートし、実績を積んで上のランクに昇格していく事になります。

これも、厳しい規定があり最高グレードのA1級になるには、勝率で上位300人に入り事故点や出走回数の基準をクリアしなければなりません。
上位300人以内なら何となく手が届きそうに見えますが、意外とそうでもないのです。

ここで新人君にはネックになり、ボートレースとしては大きな特徴になっている
『B2級が出場できる開催は一般戦のみ。この一般戦にはA1級からB2級まで全ランクのレーサーが入り乱れて優勝を競う』と言う現実です。

昨日今日レーサーになった新人君と海千山千の先輩レーサーが同じレースに走る事になります。
自動車レースに例えると、国際A級の免許取りたてのレーサーがF1レーサーと争う様なものです。

しかも、デビューから一定期間は6号艇で6コースと言う一番不利な条件に置かれます。
たまに5号艇で出てきますが、レースが始まる時には6コースに居たりします。
先輩にコースを譲ったんでしょうね。。。又はいきなり1Mの激戦に入ると本人だけでなく、他の選手も危険な為、大外に置かれるのかもしれません。

この状況からでは、いきなり上位着を連発して優勝争いに食い込むのは至難の業です。
レーサーになって1年以内に上位300位に入る事など、夢のまた夢です。

加齢と体重

努力に努力を重ね、グレードを上げて年齢を重ねた先にも問題は待っています。
体の衰えと減量です。

年齢を重ねると反射神経や視力が衰えてきます。
当然、若い頃と同じ様な走りが出来なくなって成績が下がります。

更に、人の身体は一定の年齢を過ぎると、いざという時の為に、エネルギーを蓄えようと太りやすくなるので減量が難しくなり、最低体重でレースに臨む事が難しくなってきます。

この2点を克服して規定の出走回数をこなして上位の成績を維持し事故が少ない選手だけが、本人がギブアップするまで選手を続ける事ができるのです。

理解すると予想に役立つ?!レーサーってどんな人?まとめ

どうですか・・・厳しい世界でしょ?
常にトップクラスのA1に在籍したいのであれば怠けない心を土台として、気合と根性(負けず嫌いともいいます。)、少しのセンス、多大なる努力、技量、経験が無ければなりません。

難しい条件ではありますが、上位ランクの実力さえつけてしまえば『水面に浮いている金を掴める』様になる実力重視の世界です。

さて、この記事の題名に『理解すると予想に役立つ』と書きましたが、最後にその理由について説明します。

ボートレーサーを志し、幾多の困難を多大なる努力と並はずれた忍耐力で乗り越え、その地位を得たとしましょう。
それを簡単に捨てられますか?意地でも守ろうとしませんか?

ボーとレーサーは、成績が悪かったり、規定の出走数をこなせなかったり、違反を連発した場合はランクが下がるだけではなく、強制的に引退させられる事もあります。

読者様が強制引退の規定ギリギリにいたとしたらどう考えられますか?
何としても強制引退を避けようとしませんか?
選考期間中の成績で、A2とB1の選考ラインギリギリにいたら、いつものレースよりも集中力は増しませんか?

これがレース予想に影響するレーサー心理になります。
どれだけの努力を積み重ねて狭き門をくぐってレーサーになったのかを理解し、レーサーランクがレーサーの収入に直結する事を理解すると、レーサー心理の根底を理解できると思いまます。

【レーサーについてのまとめ】
1、レーサーは国家資格取得者
2、養成所に入るには、旧司法試験同様の合格率の試験を突破しなければならない。
3、養成所では、技術的な事だけでなく、礼節や厳格で規律正しい生活を余儀なくされる事で人格の向上も求められる。
4、養成所に入所した全員がデビューできるわけではない。
5、養成所卒業後は、日本モータボート競走会と日本モーターボート選手会に所属する。
6、レーサーは、競走会の斡旋を受けて各地の開催へ出場する。
7、レーサーランクは、デビューしたては全員が最低ランクのB2からスタート。
8、デビューしたてで、ガンガンに1着を連ねてA1に昇格するのは至難の業。
9、レーサーを続けるのも、加齢による衰え、体重増加との戦いに勝たなければならない。

入門編
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