ボートレース福岡のレースを予想する時に、他のレース場と同じようにされていませんか?良くレーサーが1マーク付近で転覆するのを見た事はありませんか?
このレース場は、レーサーから見ても全国屈指の難水面と言われている為、予想する方もかなり難しいレース場になります。ですので、芦屋や大村、住之江などのインが強いレース場と同じように予想をすると1週1マークで絶望する事があります。
その理由は、特徴のあるコースレイアウトが原因です。うねりが発生しやすい構造であり、レーサーも1マークに入ってみないと分からないうねりの場所がわからないので急に減速して3着以下に沈んでしまったりします。
では、どうしたらよいのか。基本情報を押さえてケースバイケースで2から3軸で予想する事が基本です。
では、基本情報から見ていきましょう。
基本情報
水質
海水になります。浮力がある為、多少の体重差は消してくれる水質になります。
競走水面
海になります。海上と河口付近にまたがってにコースを作っているレース場になります。
ボートレース福岡の1マーク付近は非常に複雑な構造になっています。
- 那珂川の河口にせり出しているので、潮の干満によって淡水が混ざる場合がある。
- 1マークのバックストレッチ側に海水をレー場内に入れる口が開いている。
- 博多湾を往来する船の影響でうねりが発生する。
干潮時には穏やかになりますが、満潮時はもう大変な状況になるのがボートレース福岡の1マークです。予想する場で重要な1周1マークの展開が読みズらいのです。
使用可能チルト
0.5、0、0.5、1.0、1.5の5種類が使用可能。このレース場でも、殆どが-0.5又は0で調整するレーサーが殆どです。
開催時間
デイレースでの開催になります。4月から8月一杯まではサマータイムレースになる事もあります。
サマータイムレース 第1レースが11:40出走で最終は17:30出走
デイレース 第1レースが10:47出走で最終は16:19出走
企画レース
GⅢ以下のグレードレース時に、8レースに企画レースが組まれています。
8レース 進入固定戦
コース別入着率
1コース 1着率約53% 2連率約70% 3連率約80%
2コース 1着率約17% 2連率約40% 3連率約60%
3コース 1着率約17% 2連率約40% 3連率約60%
4コース 1着率約7% 2連率約25% 3連率約45%
5コース 1着率約3% 2連率約15% 3連率約35%
6コース 1着率約1% 2連率約6% 3連率約17%
出目データ
【3連単】
1位 123 約7%
2位 124 約6%
3位 132 約6%
4位 134 約4%
5位 142 約4%
コースレイアウト
1マーク入り口付近 50m
1マーク道中 70m
1マーク出口 95m
2マーク入り口付近 110m
2マーク道中 70m
2マーク出口付近 77.5m
ボートレース福岡の狙い目
ボートレース福岡は何しろ予想が難しい水面になります。干潮時は1軸で良い事も多いですが、それ以外については、2~3軸になります。また1マークでのうねりだけではなく、1周2マーク旋回時には、スタート時に発生した引き波が残っている事があります。
開催初日や2日目は、うねりや2マークの引き波を熟知している地元レーサーが有利になる事も多く、検討する上で重要なファクターと言えるでしょう。
コース別入着率を見ると2.3コース艇がしっかりした数字なっていますので、この2艇を絡めながら軸を探す事をお薦めします。5コース艇の数字が他のレース場よりも低いので入るレーサーによっては考えなくてもよい場合が多い様に見受けられます。
インが強いレース場では、2着予想が難しい番組が組まれる事が多いのですが、福岡は軸となる1着艇の予想が困難な番組が多く様に見受けられます。
出目データを見ると、どこのレース場でも上位に見られる出目ですが、特徴的なのは4号艇絡みの出目が上位5位の中で3つでています。この事から4号艇が2.3コースに入った時には、狙い目かも知れません。
ボートレース福岡の狙い目ですが、海上コースですので干潮時と満潮時で違います。
干潮時 1コース艇を軸に2.3.4コース艇の内2艇を2着、3着は流し
満潮時 1.2.3コース艇の内2艇の2軸として、2着は1.2.3.4コース艇の内2艇、2着は流し
が本線となります。
ボートレース福岡の狙い目のまとめ
レーサーが難しいと思っているボートレース福岡ですから、予想をする方が簡単な訳はありません。このコースの肝は、風やうねりといった気象条件です。レーサーの腕が第一のファクターですが、気象条件がここまで複雑で分かりにくいと予想も大変です。
これが難しいと言われる所以であり、天候を読み切る事は困難です。迷ったらレーサーランクや1.2.3コース艇にいる地元のレーサーを軸に予想をすると思わぬ高配当がとれるかもしれません。
うねりについては、レーサー自身もコースに入ってみないと分からないものですので、最初から予想するのは困難です。この場合は、波乗り適性が高いレーサーや乗れている(艇の操舵が思い通りに出来ている事)レーサーを絡めるのも方法です。
【まとめ】
- 干潮時以外は、1コース艇を軸にするのは注意が必要。
- 干潮時にも3.4号艇にまくれる状態にあるレーサーが入った場合は要注意
- 満潮時は何が起こるか分からない水面なので2軸以上での予想がお薦め。
- 2.3.4号艇に腕があるレーサーが入った場合は、軸にするのも面白い。
- 石渡選手の様な波乗り技術のあるレーサーが2.3コースに入ったら要注意
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