狙い目シリーズ第4段は、ボートレース下関になります。
ボートレース下関も大村や芦屋、住之江同様でインが強いレース場になります。以前はデイレース(昼間に開催されるレース)での開催でしたが、その時には今以上にインの強さが際立っていたといわれています。
ナイト開催になって、その傾向が緩和しているとは言え、難しいとされるレース場から比べると、軸が決め易いレース場になります。
それではその理由を基本情報から解説していきます。最後には狙い目をいつもの通り記載しますので、参考にして頂けると幸いです。
ボートレース下関の基本情報
水質
海水になります。浮力がある為、多少の体重差は消してくれる水質になります。
競走水面
海になります。海上にコースを作っているレース場になります。潮の満ち干きでうねりが発生する事もあるが、あまりレースには影響を与えない。夏場と冬場には強めの横風が吹く事があり、スタートが難しい水面と言われています。
使用可能チルト
-0.5、0、0.5、1.0、1.5、2.0、3.0の7種類が使用可能。このレース場でも、殆どが-0.5又は0で調整するレーサーが殆どです。
開催時間
SG以外の開催ははナイター開催になります。第1レースが15:22出走で最終は20:44出走となります。休日にゆっくり寝た後でも、1レース目から楽しめる夜型生活の人向けのレース場になります。
企画レース
GⅢ以下の開催では、1.5.7レースが企画レースになります。
1レース シーモ戦 1号艇にAランクレーサー
5レース 進入固定戦 1.4号艇にAランクレーサー
7レース ふく~る戦 1号艇にAランクレーサー
コース別入着率
1コース 1着率約60% 2連率約75% 3連率約80%
2コース 1着率約11% 2連率約40% 3連率約60%
3コース 1着率約11% 2連率約30% 3連率約55%
4コース 1着率約9% 2連率約30% 3連率約55%
5コース 1着率約5% 2連率約15% 3連率約30%
6コース 1着率約2% 2連率約8% 3連率約20%
出目データ
【3連単】
1位 123 約7%
2位 124 約6%
3位 132 約6%
4位 134 約5%
5位 142 約4%
コースレイアウト
1マーク入り口付近 43m
1マーク道中 70m
1マーク出口 91m
2マーク入り口付近 70m
2マーク道中 173m
2マーク出口付近 63.5m
ボートレース下関の狙い目!
冒頭でも書きましたが、ボートレース下関はインが強いレース場です。数値を見て頂いても大村、芦屋同様に1コースの1着率が60%を越えています。これは平均して12レース中6~7レースが1コースの艇が一着に入る計算になります。
更に言えば、3~5コースの1着率も大村、芦屋と比較すると多くなっています。これは横風が吹きやすい事から1マークでのまくりやまくり差しが決まる事もあるという事だと考えています。
番組で1号艇が弱い時は、まずは2コースに入る艇の1着を検討してみると面白いかもしれません。また、9~11月は4コースの1着率が2.3コースの1着率を凌駕していますのでこの時期の4コースに入る艇には充分に注意が必要です。
2着については、1コースに入る艇が1着の場合は、2.3コースの艇で大方決まる傾向が強いです。9~11月については、5コースに入る艇の2着率が大幅に落ちるので、注意が必要になります。
これらの事から1-2-3.4 1-3-2.4が狙い目になり、場合によっては1-4-2.3が浮上してくる形になります。5号艇6号艇については、レーサーやモーターの良し悪しで3着に入れるかどうかを検討すると良いと思います。
出目的にみても、上位12位までが1着1号艇で2着が2~4号艇となっています。これは1-2.3.4から始まる3連単12通りが全て上位に入っている事になりますので、点数を絞る場合でも前記の狙い目4点を中心に、予想を組み立てる事で的中に近づけると思います。
ボートレース下関の狙い目!のまとめ
インが強いだけでなく、2連率についても1~4号艇が圧倒的に強いレース場になる事から展開予想もし易いと思います。
基本的には、1号艇を軸に2~4号艇を2着予想として、総流しの12点をいかに絞るって小点数で当てるかになると思います。
ただ、コースレイアウトで1マーク入り口付近がインコースの強いレース場よりも狭くなっているので、3.4号艇にスタートが良いレーサーやモーターの調整がうまくいっているレーサーが入った場合、まくり一閃でインを喰う可能性も秘めています。
1コースに入った1号艇とまくりに行った3.4号艇がやりあってお互い1マークで流れて、開いた懐を2号艇が差してそのまま1着になる事もありますので、他のファクターも検討して総合的に予想する事が求められるレース場だと思います。
インにB1ランクで勝率が4点台前半の様なレーサーが入ったときには、2~4号艇の1着を検討してみると高い払い戻しを取れるかもしれません。特に9~11月の4コースには期待しても面白いかも知れません。
ボートレース下関は、番組を良く見て基本的な狙い目から、ケースバイケースで2~4号艇を軸に数点押さえていく事で的中率と回収率が上がるレース場だと思います。
【まとめ】
- ボートレース下関はインが強い。まずは、1号艇を軸にして予想を組み立てる。
- 2着には1~4号艇がお勧め。全体の約45%は1-2.3.4から3着流しの12通りで決まっている。
- 9~11月の3、4コースは要注意。横風を利用したまくりやまくり差しが決まる事も。
- インに信頼度が低いレーサーが入ったときには、2~4コースの艇で軸を探す。
- 1マークが芦屋や大村と比較すると狭いので、インにスタートの悪いレーサーが入ったときには要注意。
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